夏の夜の、贅沢。
夏に宿泊する方が少ない花立山荘。 「夏は暑いから」と思われる方が多いから、なのでしょうか。 でも、夜は山から海に向かう風が吹き下ろし、非常に涼しく、快適。 しかも、夕方以降になると人も少ないので、なかなか「穴場」な季節なのです、が・・・ 先週も(は、ではない)泊まりのお客さんは0でした(笑)。 そんな夏の盛り。 17時ちかくになると、日帰りのお客さんもほぼ下山されて、それからはひとりの時間が始まります。 日中は雲が上がり、小屋のまわりは霧に包まれていることが多いのですが、夕方になると徐々に地面が冷えて霧が晴れ、日が射してきます。 夕食の準備をして、前の広場に食事とビールを持って行き、涼しい風に吹かれつつ、夕陽を見ながら一杯を。 そして日が沈んで辺りが暗くなると、この時期だけのお楽しみが。 これ、です。
? 夜景? 夜景ならいつの時期でも見られるのでは?
・・・いえいえ。 真ん中すこし右の、丸い光が見えますか? そう、花火の光、です。 房総半島から湘南、小田原、さらに伊豆半島まで見渡せる、花立山荘からの雄大な夜景。 今の時期は、その各地で花火大会が開かれていて、その光を上から見下ろすことができるのです。 写真は、10日夜に行われた、第30回丹沢湖花火大会の花火。 小さな、けど華やかな光がぽっと夜空に開いて、しばらくしてから「どーん」という音が届く。 その、光と音を肴に冷たいビールをもう一杯・・・ 今の季節だけの、とっておきの贅沢です。
13/08/10 [土] | カテゴリー:季節の風景