奥穂高岳を後にした花立パーティー。
ザイテングラートを経由して涸沢に張ったテントを回収し、2日目夜は横尾にてテントを張りました。
最終日にまったりと上高地を目指します。
最後の晩ご飯は、エノモト先生アイデアのそうめん。
自然の水でキンキンに冷やしたそうめん、山行で酷使した体を労る優しい味でした。
うんまぁ~~い( ;∀;)
食べるのに夢中で写真がない。あしからず。
夕食後は、1人テントを抜け横尾散策。
といっても範囲は限られていますが。
さらさらと流れる川の音を聞きながら、ベンチに腰かけこれまでの山行に想いを馳せます。
なんて贅沢な時間の使い方。
未だ覚めやまぬ興奮と、そうはいっても疲れを感じさせる四肢の筋肉痛。
足を軽くさすってテントへ戻り、外の賑やかな宴会を子守唄に眠りにつきました。
最終日の朝もお天気は曇り空でしたが、
お陰で寄り道した明神池では、神秘的な風景を目の当たりにすることができました。
本当に神様が出てきそう。
なるほど、上高地に「神降地」と文字をあてる意図が見えた気がしました。こりゃあっぱれです。
二泊三日、全員無事に登頂・帰還することができました。
下山したばかりにもかかわらず、既に考えているのは次の山行。
同じ山でもルートや季節によってまた別の山になる。
いやはや、なんと奥深いのでしょうか。
一生かけても全てを制覇できる気がしません。
そこが醍醐味なのかもしれませんが。
体力が続くかぎり、山の素晴らしさを噛み締めたいです。
さぁ、そろそろ締めに入りましょうか。
花立出張版・長期山行のエピローグといえば…これできまりでしょ!
ご存知無い方は昨年6月の白馬山行をご一読くださいな。
じじゃーんっ
エノモト☆セクシーショット
いかがでしたか?
まだまだシーズンは続きます!
皆様もぜひ、様々な山行を楽しんでくださいね。
どこ行くか悩んでる?
そんな時は大倉尾根でしょ!
花立山荘で皆様の山行話が聞きたいなぁ。
ご宿泊お待ちしてまーす(*^^*)
無理矢理な宣伝で締めました。
ぬかりないぜ。
17/08/01 [火]
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カテゴリー:スタッフの日常
翌朝。
朝食の定番・棒ラーメンを四人ですすり、
今回のメインである北穂高~奥穂高のルートを地図で再確認し、これから登る道筋を見上げます。
……高い。
朝から高い。いきなりこれか。
テントを出れば、昨日の比にならない急な登りが待ったなしに始まります。
登り、はしご、鎖、登り、鎖、鎖。
高度を上げるにつれストックが邪魔になり、ザックに収納して一息ついたらまた登り。
下りもなければ平坦な道すらも一切ない、まさに麓から見た鋭さを足で体感しました。
つらい。けど気持ちは不思議と昂る一方。
奥穂との分岐で荷物を置き、空身で山頂直下の残雪をトラヴァースすると。
3時間ひたすら登りに耐えた自分へのご褒美が待っていました!
眼下に広がるは槍へ続く縦走路。
槍ヶ岳自体は残念ながら雲を纏っていたためその姿を確認することができませんでしたが、あの天気予報からは予想もつかないほどの絶景を目に焼き付けることができました。
みなさんいい笑顔!
今回の山行で一番のお気に入り写真。
しかし穂が!穂が隠れとるがな!
危うく北岳になる寸前でした。
ただ、最も辛かったのはここから。
徐々に雲行きが怪しくなり、先程までの景色は全て霧の中へ。
険しさを増す岩場に、体力・精神力を一気に削がれます。
最低コルからの鎖とハシゴの連続はなかなかしびれました…!
なんとか涸沢岳へ到着。
何気に北穂より高い…
目的地は穂高連峰の最高峰・奥穂ですから、ここは写真だけ撮影してサラッと通過。
穂高岳山荘にて昼食を済ませ巾着袋を購入し、再び空身で奥穂山頂を目指します。
これまで越えてきた岩場を考えれば、ここからの登りはお手のもの。
体も鎖とハシゴにだいぶ慣れ、すいすいと前へ進みます。
2つ目のピークを越えたところで、ついに…
霧の中から、今回の最終目的地にして最高地点が姿を現しました。
テントから見上げた美しいカールの頂点。
恐れ多くも奥穂高岳、山頂踏ませていただきました!
山頂で安全登山のお参りをし、ここも天気が回復しなかったので早め下山へ。
厳しくも美しい山でした。
否、山とは全てそういうものでしょうか。
100のうち99が厳しくとも、1の美しさはその大多数に圧倒的に勝る威力がある。
だからこそ、辛い辛いと言いつつもまた山に登ってしまうんでしょうね。
改めて山の楽しさを感じた山行でした。
おまけ
奥穂山頂にて出会ったイトーはん。
初対面にしてこのテンションとなじみっぷり。
いずれ花立山荘にもお越しくださる日を心より楽しみにしています。
17/08/01 [火]
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