気づいたら8月も最終日。
プレミアムフライデーいかにお過ごしでしょうか、珍しく平日のブログ更新、本日の担当は最近ますますおやじ化の著しいアホスタッフです。
月末のド平日、スタッフは夏休み有休を使って花立ゆるゆる登山部・名誉会長トオルちゃんと南アルプスの一座に行って参りました。しかも常連様も巻き込んでね!おい
というわけで久々に花立山荘を離れ出張山行をお送りします。
舞台は山のビーチ・日向山です!

2018.8.30(木)
さてさて、午前8:30甲府駅南口へ集まったのは、花立山荘を縁に繋がった3人のおやじ。(まってまだ私はそんな)
始発の特急で甲府の地に降り立った気合いバッチリ・トオルちゃん、そんなトオルちゃんの気合いを上回るは前泊で甲斐の国に陣営を張っていた花立常連のターシ・バロウ、本名にかすりもしないニックネームで呼ばれること早4年目のメグ。
山梨ナンバーの軽自動車に乗り込み、市街地を抜け、国道20号をひたすら北へ進みます。スタートの登山口はお手洗いが無いため、途中コンビニエンスストアで休憩をとり向かうは白州・尾白川エリアへ。
尾白川渓谷へ向かいたいところですが…今回はゆるゆる登山ですから。車で入れるところまで山道を進み、甲府から約90分程で到着したのは、日向山ハイキングコースの入り口である矢立石駐車場です!
矢立石までの車道は昨年後半に土砂崩れで通行止めだったのですが、つい先月開通したそうです。ちなみにこちらの駐車場は台数が少ないので、朝早めに来るか、健脚の方は麓の尾白川渓谷の駐車場から登るのが確実です。
…そろそろ文字ばかりで飽き飽きですね。
各々準備を済ませ、ゆるゆるっと開始!

偶然のオレンジャーズ結成
いやもうペアルックじゃねーか!
この余裕の表情、覚えといてください。

メグは花立Tシャツを着用。
(半袖は2500円!山荘で発売中!)
オレンジャーズには加入しませんでしたが、目立ちたがりカラーで構成されたパーティー。見た目にも騒がしい集団ですまったく。
目指すは山頂!イクゾ~~~っ

(トオルちゃん口開くの早い)
緩やかな登りが続く登山道。危険箇所もなく迷う心配のないルートなので、これなら初心者はもちろん小さなお子様でも存分に楽しめます。
緑のカーテンが目に優しく、葉をかすめて体に触れる小風がとっても気持ちいい。
普段ダジャレ王のトオルちゃんは様々な植物の知識を披露してくれ、ター氏からは人生の術を学ぶことができ(なんじゃそりゃ)、とても楽しい道中でした。

後ろ姿もバッチリなオレンジっぷり
ぬかりないぜ

ORANGE OYAGE(某ラップグループを彷彿させますがここでは置いときましょう、多分若い人にしかわからない……あ、別に貴方が昭和初期生まれと言いたいわけでは…心の声なげーよ……)を見守ってくれるかわいらしいお花たち。緑に映える後ろ姿を盗撮しつつ、よっこらルッコラ登っていきます。

やーいやーい。
このコースは10分割された目印があるので、自分の体力と相談しながら無理なく登ることができるのも嬉しいですね!

あと半分!
本当に自然豊かな登山道で…私がこの山を初めて訪れたのは昨年なのですが、まさかこの登山道であの山頂とは思いもしませんでした。こんなにもギャップに富んだ山は今だかつて登ったことがありません。
山頂のようす?もうちょっとご辛抱を。

重なりあった葉が頭上を覆ってくれているおかげで、この日甲府は猛暑日にもかかわらずとっても快適な山行に。

でたっトオルちゃんのカメラ目線!
相変わらずカメラアングル捉えるの早い

これが最後の登り!よっこらせっと
そして平坦な稜線を歩いて…ん…?

なんだか地質がサラサラしてきた…?

こ、これはもう完全に砂ですよっ
目前に迫る山頂に心躍ったのか、トオルちゃん(実は真面目なダンサー)が急加速!後を追うターシとメグの3人を待っていたのは…

あじゃぱーーー(死語もいいとこだ)
いつのまに湘南へ?!
まさに「天空のビーチ」。山にいるのに波の音が聞こえてくるではないですか…!ささ、まずは登頂の証を残しましょうか。

ゆるゆる登山部で山頂いただきましたっ
そしてここからが本領発揮です。だってこんなに海っぽいんですよ?海を演出しなきゃ下山なんてできたもんじゃないでしょう。海といえば…コレダ!
どどーん

わぁ!ただのアホだ!
このためだけに海グッズ買いました。
肝心の海?あぁ…行ってないな…(白目)

ブログスタッフの謎ポーズはおいといて

完全にドはまりなトオル&ターさん

絶景にネタに、愉快な山頂でした。

素敵な夏の思い出をありがとう!
さぁ9月はどこにいこうか。
浮き輪はもう役目を終えてしまいますが、今度は木々が紅く染まり出すいい季節が巡ってきます!そろそろアルプスもいいけど、低山だって魅力が出てきますよ。
思い思いに道具を詰めて、週末は山へ。
花立山荘で待ってます!
~おまけ~
下山後は温泉に蕎麦に地ビール。
ゆるゆる登山部、絶賛部員募集中です。
\Welcome to OYAJI WORLD/

あっ逃げないで怖くないからっ
18/08/31 [金]
|
カテゴリー:スタッフの日常, 季節の風景
~前回までのあらすじ~
大倉尾根の様子を花立山荘まで公開。
以上
非常に端的なあらすじで幕を開けました、登山道だよりは第2章です。残りの花立山荘~塔ノ岳の道のりを末筆ながらお伝えしたく存じます。相変わらずアホのアホによるアホくさい文章ですがどうぞお付き合いくださいませ。
さぁ、花立山荘を出発しまっせ!

ここから山頂まではだいたい40~50分。早い方だと30分程度でしょうか。352段もの階段が出ることはもうないですが、それでも数回に分けて階段は続きます。気を引き締めて頂上目指しましょう!

まだ登るのかよおおぉぉ。。
体力をゴリゴリ削ったあとにまだ続く階段。キツイなんて言わなくてももう伝わるよ。心身ともに満身創痍な皆さまのげっそりした顔を想像してちょっと笑いが止まらない性悪はこの私です。笑われたくなかったら登りましょう。
なんて煽ったところでキツイわ!すんましぇん。
花立山荘直後の階段を登りきれば、そこは花立山の山頂。

目線の先には神奈川最高峰・蛭ヶ岳と百名山の丹沢山!スタッフ、ここの景色大好きです。この写真には映していませんが、左手には富士山も眺めることができる絶景ポイントです。景色がきれいだと気分が上がって疲れも和らぎますね。
花立山のあとは楽しい尾根歩き!

この、うねうね~っとした道がワタクシ大好きなんです。なんかダンジョンみたいな。草むらからモンスターが出てきそうな雰囲気。わくわくしませんか。あ、ドラクエのやりすぎね。これは失礼。

ほらほら、お喋りもいいけどちゃんと前見て歩いて。ここは崩落箇所なんだから危ないよ。落ちないように気を付け…
ぶちっっっっっっっっ
ぎゃあぁああぁぁあ!!!!!!!! ((((*θ*; ))))
ケータイのバッテリー…落ちよったわ…
ある意味一番落ちてほしくないモノ。旅先とかでバッテリー落ちたらへこみますよね!ね!!!せっかくの景色が思い出として残せないなんて悲しすぎる。皆さまはくれぐれも充電はしっかりした上で登ってください(戒め)
(というわけでこのあと一旦小屋に戻って1時間ほど充電するはめに。ぐぬぬ)
パァーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ
\\\復( @ω@ )活///
いいからさっさと登山道もどれ。ハイッ

ちゅーこんで花立山から稜線を歩くこと5分、鍋割山へ続く道との分岐である「金冷し」を右に行くと懲りずに階段であります。あぁ金冷しの写真?わりと大事な分岐なのにバッテリー落ちて時間使ったことで山頂を急いでしまい撮り忘れました。ハハッ
ちなみに金冷しの由来は諸説ある模様です。私が聞いたのはアダルトゥな由来でした。いや…年頃の女子には言えないですよぉ…まさか「キン◯マも冷える寒い場所だから」だなんて…
言っちゃったよこのアホ
さ、金冷しを過ぎてからは階段、平坦な木道、階段が繰り返し続きます。木々の間から秦野の景色が楽しめますし、もう山頂も近いからか不思議と疲れはそこまで感じないかと。

勢いでじゃんじゃん登っていきますか!

母な~る~大地のぉ~~(ソプラノ)

登山道の入り口から目安として一緒に着いてきてくれたこの黄色い看板も、45がラスト。この木道を越えて、少し階段を登ると…

ハイまだ階段!
でも、この注意書きがラストスパート中のラストスパートの目印。この奥の階段を登れば……あぁ、やっと。やっと見えた。

たった290mしかない麓から目指してきた、1491mの頂。広々とした山頂は、標高差1200mもある過酷な道を乗り越えた登山者全員を、広く大きく受け入れてくれます。
塔ノ岳、登頂!

いわゆる低山に分類される塔ノ岳ですが、その広い山頂からは360度の大パノラマを楽しむことができます。富士山、秦野の景色と美しい相模湾、遠く聳えるアルプスまで。


残念ながらこの日あいにく富士山は雲隠れしておりその姿を拝むことはできませんでした。でも、1500m級でこんな景色に恵まれた山ってとても贅沢ですよね。

かわいい山頂石碑も。
見所たくさんの山頂です。
ちなみに、これは翌朝8/19(日)に山頂へ赴いた際の景色。晴れると見事な富士山を確認することができますよ。


デビュー前の方には参考になりましたでしょうか。すでに歩いたことのある方には「久々に行こうかな」と思っていただければ嬉しいです。
いつ登ってもしんどいっちゃしんどいですが、ひたすら上に向かっていくこの尾根がたまらなく好きです。少しでも大倉尾根ファンが増えますように。

初心者も安心して歩けてアクセスもよし!
楽しめること間違いナシです。
塔ノ岳デビュー、してみませんか。
\\\あと花立山荘でかき氷食べてネ///
結局ラストは宣伝で締めくくる。
いつもちゃっかり花立山荘、今週末も元気に営業します!
18/08/22 [水]
|
カテゴリー:山の状況
今週末は爽やかに晴れ、夏、というより秋に近い気候でした。湿度も低く快適な登山が楽しめたのではないでしょうか。
大倉尾根は晴れというのに登山者は少なく、やはりこの時期はアルプスに足を運んでいる方が多いようです。
シンプルなタイトルに出だし!もしかして今回のブログは久々に真面目な先生の方かな…?
はい、
残念!アホの方でした!
言い回しがくどいでお馴染みのブログ・アホ担当こと甲斐の国の民です。
先日スタッフのトオルちゃん(これもまたアホ)と「登山道情報もたまには…」と珍しく真面目な審議を行い、今回はタイトルの通り登山道の様子をお届けしたく存じます。
マイナス×マイナス=プラスになるように、
アホ×アホ=真面目ということで。
誰よ「手がつけられない」とか解答したのは(大正解!模範解答!)
というわけで、
8/18(土)晴れ時々くもり 大倉尾根
いってみたいと思います。
ちょっと写真が多目になりますがご容赦ください!

ほいっご案内は入り口から。バス降りたところからやれや~という声が聞こえてきそう。ごめん、単に写真撮り忘れた。
渋沢駅北口の2番乗り場からバスで約15分、終点で下車し車道を歩くこと5分でこちらの入り口に到着です。
しばらくは舗装された道が続きます。

舗装された道といっても周囲はぐるっと木に囲まれているので、「山に来た」気分が味わえますよ~。
コンクリロードをてくてく歩き、少し急な坂を登ると、足場は石の多いでこぼことした道に。

本格的な登山道の始まりです!

石でごつごつした上り坂が少し続きます。丹沢ベースを通り越し、葉っぱの屋根をくぐり抜けると、土いっぱいの歩きやすい登りに。緩やかなカーブを描きつつ歩いていくと…

あったあった、目印のサーティーンウッド
(勝手に呼んでます。正式名称は知りまてん)
この左側の階段をちょろっと登ると、嬉しい第一休憩ポイント・観音茶屋です!

ここの牛乳プリンはフルーツ入ってておいしいですよ~。冬にいただいたおしるこも絶品だったなぁ。
なにより、小屋主の女性の方が「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と毎回お声掛けしてくださるのがウレシイ!これはやる気出ますね。
広々とした休憩スペースにお手洗いもあるので、初めての方はまずはここで一呼吸おくといいかもしれません。

ここで1.6㎞かぁ。先はまだまだ長い。
観音茶屋から登山道をザクザク歩くこと5分程度でしょうか。ここで分岐が出てきます。

どちらへ行っても塔ノ岳に続きます。
距離的には右が短いのでほとんどの方が右を選びますが、ルート的に写真映えしないので今回は左いきます。そんな理由かい。

さっきまでの写真と何ら変わってないがな
うん、あんまり変わりません。ぐへへ。しかも全然写真映えしてない。ぐへへ。
だだ、強いて言うならこちらのルートの方が道がすーっと真っ直ぐ続いています。右ルートはうねうね蛇行を繰り返しつつ登るといった感じですね。
で、分岐のときに「大観望」の3文字がございましたが…それがこちら!

(えぇ~曇っててなんか地味ィ)
ここはかつて営業していた大倉高原山の家の目の前の展望です。夜景がきれいだろうなぁ!
1つ注意事項としては、以前ここには水場があったのですが今はもう使用できません。

よって大倉尾根は全く水場がありませんので、水分は必ず持参&適宜山小屋で購入してくださいね。
また、ここを過ぎると大倉尾根で唯一テントの張れるキャンプ場があります!

桜が植わっているので、春は花見をしながらキャンプなんてオツなこともできますよ。大倉から歩いて3,40分程度なので、テント練習にもいいかもしれません。お手洗いも一応あります。一応。
ささ、キャンプ場を越えて一本道を少し下ると…あ、見えてきた。

先ほど分岐していた道との合流地点です。
ここにもベンチがあり休憩できますが、個人的にはもう少し足を伸ばしていただきたいところ。というのも、木影で見えないのですが…ほんの1~2分歩いたところに、

ででん!見晴小屋~!
左に映ってるのはお手洗いです。ここのお手伝い、下山のときに割と重宝します。名前が「見晴小屋」なだけあって秦野の景色が楽しめますよ。敢えて写真は載せないでおこう。ご自身の目で確かめよ。(何様だ)
…さぁ、プロローグはこのくらいで。
大倉尾根の別名はご存知でしょうか。
ブログでも度々その名称を挙げています。
この尾根の別名は。
君の名は。
(ファンに干されそうだすみません)

☆ 階 段 地 獄 ☆
イヤッフゥゥゥゥゥウウウウ!!!
ひたすら登ってばかりの尾根。それもバカみたいに。下り?くだらない。登りますとにかく。バカみたいに。ゆえに誰もが愛を込めてこう呼びます、「バカ尾根」と。
スタッフが初めてこの尾根を歩いたとき登山歴は数ヵ月とかなり浅く、大倉~見晴小屋までですらヒイヒイ言っていました。
この階段をみた瞬間「帰ろう」と本音が体内をこだましましたのもいい思ひ出…
(BGM:帰りたくなったよ)
なんて、ここで帰ったらとてもじゃないですが塔ノ岳山頂は夢のまた夢。必死こいて登りましょう。ここの階段を登りきると…

地味~に登りな木道が待ってます。そうやすやすと平坦にはなってくれない。なぜならここはバカ尾根だから。木道を渡ったあとも、オンボロの階段やちょっと岩でゴツゴツした登りが続きます。

さ~登りきったぞ!と思ったところに「一本松」と書かれた道標。わりと開けているのですが、休憩はあともうチョット我慢してください。道標を通りすぎて石の段を登っていくと…

ほら、大きいベンチ3つがお出迎え!
見晴小屋から一気に登りましたから、決して無理はせずに。水分をしっかり補給し、なんならエネルギーもチャージしておきましょうか。

お、平坦な道だ~!相川~!
余裕ダズェ~なんて調子こいてると…

はいどーん\(^o^)/
すぐ階段ですぅ(deathに変換しないでっ)
今のベンチ~次の小屋までの距離は短いものの、ここの階段なにげに急なんです。いつか丹沢に精通したお客様がおっしゃっていたのですが、ここの階段が角度的には1番急だとか。慎重に登っていきましょう!

見えた~駒止茶屋だぁ~!
景観に溶け込むグリーンの外観にほっと一安心しますね。このあと花立山荘まではお手洗いがありませんので、利用する方は必ずこちらで!小屋の前にベンチ、小屋を少し通りすぎて階段を上ったところにもベンチがあります。
ここから堀山の家まではラッキーロード!

バカ尾根のオアシス!(水場じゃないけど)
なんと平坦な道が続くのです!!!

きもちよかろう、きもちよかろう。
前を歩くお兄さんがとても絵になる…
いや別に惚れてないしっ

稜線を眺めながらサクサク進みます。
土を踏みしめ、コツコツ音をたてながら木道を歩き、最後だけちょびっと登ると…

なんとも味のある堀山の家に到着!
こちらは食べ物、飲み物の品揃えが豊富です!お酒も売っていますが、飲むのは下山時にしときましょう。食料が少なくて不安…という方はぜひこちらを。花立山荘では持ち運べるお菓子を売っていませんので、堀山の家での購入をオススメします。
そして…ここから当山荘までが厳しい道のりです。バカ尾根が本気を出します。

気合い入れていこうっっっ
距離は明らかに近づいていますが、なにより標高差です。ここから一気にきます。堀山の家~花立山荘の距離は約1.1㎞ですが、標高差は350mとなかなかの急坂です。
見晴茶屋~駒止茶屋ですら約1.2㎞で標高差290mなので…ここまで歩いてきたのならなんとなくでも「キツい」ことが分かりますね。

堀山の家から少し登り、崩落して痩せてしまった尾根をちょびっと歩きます。10mもないですが、すれ違うには狭いので対向者がいた場合は譲り合いましょう。

さ~~そして岩場!岩場がつづく!
足元には十分ご注意を。ここの岩場は幅が広いので、向かいから人が来ても左右に別れれば譲り合い無しでも登れます。ただ、休むにはちょいと危なっかしい場所なので、ゆっくりでも頑張って登りましょう。
で、岩場が過ぎたら階段が待ってる。

容赦ないですバカ尾根。
下手な怪談よりずっと怖い。
オヤジーズに毒され流暢になった駄洒落。
私の行く末も怖い。(もはや残念)
ぼろぼろ階段、まだ新しい等間隔の階段、なんだか歩幅が安定しない階段、すれ違うのがやっとの階段。もう少し登れば見えてくる…!

天神尾根との合流地点!
視界がパッと広がりスペースも広々。ですが、ここで一息着く前に階段を登りきってしまいましょう。そうすると…

2列の木道、両サイドにベンチが。
(ベンチわかりづらい角度でしたサーセン)
荷物を置き、歩いてきた脚を労るもよし。目を閉じて瞑想するのもよし。このあと待ち受けるバカ尾根の最難関にしっかり備えてくださいね。
準備ができたら、さぁ出発!

嵐の前の静けさと言わんばかりの穏やかな木道。これが山頂まで続いていたらどんなに楽か…。休めた足のウォーミングアップにはちょうどいい道のりですね。木道がおわると木の階段が何回かつづき、緩やか~に登っていくと。

*゜.☆バック・トゥー・ザ・岩場☆゜.*
~悪夢の再来~
全米が(((( ´ ^ω^` ))))震える
あい、とりあえず登ろう。ここまで来たらもう登った方がはやい。辛いけど。えぇ辛いですけど。誰もがもはや足の痛みが気持ちよくなるんじゃないでしょうか。で、それがクセになったドM様がまた大倉を訪れるわけです。あ、いやバカにしてないですよこれっぽっちも。盛大にRESPECTを込めてます。
そして岩場の終点を告げるクリームパン岩が見えてきました!正式名は忘れた!クリームパンっぽいでしょ!食い意地の張ってるスタッフなんでね!ハイハイ!

右手にクリームパンを。
そして左手には。

\\\ラスボス出現///
キターーーー(゜θ゜;)ーーーーー!!
花立山荘直前の最大の壁。
352回の段差を、2本足で撃破せよ。

ひいひい。ふうふう。ぜえぜえ…げふ…げふげふゴフッ ぶはっっっっっっピョエー
なんだこの罰ゲームは。踏んだり蹴ったりおまけに殴ったりな尾根じゃないか。どこまで追い詰めたがる。この世には手加減という単語が存在ふるんだぞ…
なんて言っても全く何も通用しません。だってバカなんだもん。てへぺろ。
さぁ、もう一踏ん張り。
残り50段もすれば見えてくるゴールの旗は、夏なら氷、冬ならおしるこ。352段目で待っているのは……そう!

我らが花立山荘がお出迎え!
おつかれさまでしたーーーーーっ
うおぉぉぉ(´;ω;`)ぉぉぉお
なんでしょうかこの安心感は…この小屋のオーナーである守さんの器のでかさが滲み出ている…助かったぁ……

そしておまちかねのご褒美ターイム!
うんめぇ(;ω;`)
うんめぇよおっかあ( ´;ω;)
キンキンに冷えた氷は男手が血に汗流して麓から担ぎ上げた賜物。血は流してないか。冷たさの中に、野郎共の情熱を感じてください。暑苦しい?ゴメン
…というわけで、いかがでしたでしょうか。
大倉尾根の道のりが少しでも伝わればこれ幸い。ブログを更新した価値があったというものです。
ご覧の通り低山と言えど標高差はアルプス級、とにかく登りが続くシビれる登山道です。体調も荷物も準備は万全に、バカ尾根を楽しんでくださいね!
以上、登山道便りでした。
…え…………山頂は?
( ´ ω `)サンチョ?レタスのナカマ?
いや。確かに花立山荘までは分かったけど。
ここから塔ノ岳までの情報は?
( ´ ω`;)ト、トーノダケ?キノコのナカマ?
……はい。すみません。
花立山荘を山頂としているのは当山荘を居酒屋として利用している一部のコアな常連様様ズ(とっても大好きです)のみでしてね。
大方がてっぺんまで行くんじゃいどあほ!
スミマセンスミマセ( ´;ω;`)ンスミマセン
というわけでこの登山道だより。
つづく。
たぶん
18/08/21 [火]
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カテゴリー:山の状況
8/12 6:53 小田急線 運転見合わせ
小田急小田原線は伊勢原駅~鶴巻温泉駅間の踏切で電車と人が接触する人身事故が発生し、現在運転を見合わせております。
へぇ………(゜~゜)
ぇぁぁ゛あ゛?!?!
この悲報が届いたとき、この山梨県民はまだ高尾にすら到着していなかった……
2018.8.12-13
というわけでお盆の花立入りは波乱から幕を開けました、どうもアホの方が今回もブログを更新させていただきます。
高尾~町田に移動している間に小田急線よ復活しておくれ…との期待もむなしく、浮浪者のごとく町田を徘徊するはめに。車買うか。
8:30頃やっとこさ運転が再開し、渋沢駅から乗ったバスは始発列車で来たときのそれより1時間遅い発車でした。とほほ。
しかし、毎年お盆はなかなか天気に恵まれず、丹沢は寂しさが漂っております。
麓で山モリフェス!も開催されていたので人でごった返すかと踏んでいたのですが…人身事故の影響もあったのでしょうか。
バスは全員着席の状態で、登山者を大倉まで運んでくれました。
案の定登山道は静かなものでして。
木々の間をすり抜けて麓からフェスの賑わいが聞こえてくる以外は、葉の擦れる音や鳥のさえずり程度でした。
途中何度か雨に降られましたが特に危険箇所はなく、小屋につくとキングオブコメディこと花立イチのソース顔(とおる君66歳)がちょうどかき氷を削っている所でした。
うん、曇っているといえど花立につく頃はだいたい汗だくですからね。皆さんじゃんじゃんかき氷オーダーしてください!
(テキトーな宣伝もそろそろ慣れてきた)
泊まりのお客様はいないかな?と思ったら、オーナー守さんと同じ職場の方がご家族を引き連れいらっしゃってくださいました!

守さんカメラ目線いただき(いらなゴホゴホ)
ヒャアァァなんとかわゆい姉妹…天使か…!とにやにや見つめていたわけですが、なんとまぁ天使を装ったパワフルガールズでして。
あら~お人形さん遊びを始めた~私にもこんな時期があったらよかったのになぁ(なかったんかい)とほほえましく眺めていたら、
あのぅ…それ格闘技だべ?ウルトラ◯ン人形でやるなら納得する展開だけどロングヘアのリ◯ちゃんだべ?その動きもはや背骨折れてるべ? 天使たちよ…お人形さんの髪の毛がどこぞのライブハウスでヘドバンしたあとの乱れっぷりだべ?あれ?お人形遊びって今こうなの?ジェネレーションギャップなの?トオルちゃんどこ見てるの?あ酔ってるだけねいつものことか。
とりあえずかわいいんだもう!げへ!!
突っ込み入れまくりながら一緒に遊んでいただきました。このハチャメチャっぷり…私と同じニオイがすっぞ……しめしめ
(パパママすんません)
この時期恒例の流星群は拝めませんでしたが、ニコニコ元気いっぱいなシスターズにとっても癒された1日でした。

なかよし姉妹っていいなぁ
とっても素敵なご家族だったので帰り際に1枚いただきました~ありがとうございます!

また遊びにきてね来て下さいネ
そういえば13日にあがってきた日帰りのお客様曰く、お盆といえどカレンダー的には平日なので花立にくるまで大倉尾根の小屋は全て閉まっていたとのこと。
時間帯でただ閉まっていただけという可能性もありますが、大倉尾根経由で山頂を目指す方は念のため花立までの水分は確実にご準備いただいた方がいいかもしれません。
雨が降っても暑いもんは暑いです。(忠告が雑~)
花立山荘は引き続き13~15日までオープンしています。
花立の貴公子・マツザキお兄様がメガネの奥を光らせながら皆様をお待ちしてまっせ!(どんな持ち方だ)
突然の雷雨もございますので、雨具はもちろん装備はしっかり整えた上で夏山を満喫してくださいね。

自然の空気の中で非日常体験を。
夏休みの思い出作りはアクセス良し・危険箇所ほぼなし・かき氷がおいしい!(←強調)な大倉尾根で!
おまちしておりまーす(^o^)
18/08/13 [月]
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カテゴリー:山の状況, 山小屋日誌