ウィークデーしかも雨模様の丹沢は、登山者も少なく静かな山道です。しっとり濡れたブナの緑は、ひときわ鮮やかに見えます。
今週末は、出張やら研修会やらで、小屋番は金ブンだけ。寂しい6月の最終末ですが、小屋への物資の荷上げは、なくなることもないので金曜日に一人寂しくボッカしました。2時間程の道中、出会った登山者は7名ほど。雨の中、ウィークデーでも丹沢を愛する人がいると思うと嬉しくなります。
さて、来週からは尾瀬に出向していた松ちゃんが、2ケ月間だけ戻る予定で、本格的な夏に向けて小屋のスタッフにも力が入ります。
15/06/27 [土]
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今週末は、お客様の要望とスタッフの都合もよく、小屋は金曜日からオープンしました。
金曜日は雨中のボッカ、終日、雨模様でしたが、土曜日は、一時、秦野市内から相模湾、笠をかぶった富士山と、爽やかな朝を迎えました。でも、しばらくすると、その景色も一変、ガスに囲まれてしまいました。
梅雨時の登山は、鬱陶しい雨具の脱着がありますが、雨に洗われたブナの緑が目に優しく、静かな山の味わえるものではないでしょうか。登山届の提出を忘れず、装備も整えて入山して下さい。
山ヒルは、登山道ではあまり見かけませんが、ちょっと外れると、写真のような山ヒルが新鮮な血液を求めて取りついてきます。金曜日にお客様が、捕まえて?きてくれたものですが、塩の効果は抜群です。新鮮な人間の血をたっぷり吸った山ヒルは自然に落ちていきますが、そのヒルは何倍もの子孫を産んでいきます。塩で縮んでいく姿を見ると、残酷でちょっと可愛そうですが、見かけたら塩をかけて駆除していただけると、被害を抑えることができます。
15/06/21 [日]
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6月第2週の日曜日も、好天に恵まれ、第29回を迎えた丹沢ボッカ駅伝競争大会も無事終了しました。
一般40kg12チーム、一般20kg87チーム、高校20kg5チーム、女子10kg11チーム、全115チームの選手が4区間に分けて、大倉バス停から花立山荘まで、大倉尾根を駆け上がりました。
静かな山の登山を楽しみにされて皆さまには、ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。しかし、多くの方から温かいご声援をいただき、どの選手もつらい荷物のことも吹き飛んだことと思います。ありがとうございました。
チーム花立の成績ですか?・・・「総合で29位、一般20kgのクラス順位が21位でした。2区、3区の若いスタッフの頑張りが目立ちました。1区、4区は年齢を考えれば、上出来だと自己満足しています。来年も参加できるよう、また、今週から小屋の荷上げに励みます。」
なお、運び上げた、2t超の小石は、13日(土)に、土砂の流失で流れた登山道の補修に使います。
ボッカ駅伝が終わると、丹沢も梅雨入りを迎え、そして、本格的な夏の到来です。
夏の大倉尾根は暑くて辛いばかりと思われますが、多くの方々が、ここの1000mの高度差で鍛えて、全国各地の山々に挑戦されています。くれぐれも熱中症対策を忘れずに、水分は十分に準備してください。大倉尾根は、都心からも近く、トレーニングに最適なルートと思います。
また、登山道からはみ出なければ、あの山ヒルの被害にも会わないと思います。できれば、食塩を少量持参していただき、山ヒルをみかけたら、駆除していただけると他の登山者の被害を抑えることもできます。なお、食塩は、各山小屋にも準備してあります。
花立山荘前の階段を登りきれば、土日だけですが、冷たいかき氷も待っています。
15/06/07 [日]
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