今週は、梅雨入り前の好天に恵まれています。週末も、くっきりとした青空の下、多くの登山者が大倉尾根にみえました。



火曜日の雨の一日がうらめしく思われます。その日に限って丹沢登山された人の気持ちが察しられますが、厳しい山行を経験したからこそ、次の楽しみが倍増します。
この時期は、温度も上がってくると、富士の姿もかすんできて、冬のようにその雄姿を見ることは期待できませんが、8合目あたりまで融雪が進んだ姿が遠くにかすかに見ることができました。
ところで、大倉尾根には、花立山荘他に、観音茶屋、見晴らし小屋にもバイオトイレができていますが、山岳公衆トイレは、市街地の公衆トイレと異なり、そのメンテナンスには莫大な経費がかかります。日常の、ペーパー補充と清掃作業、月に一度の酵素剤と消臭剤の投入、数年に一度のヘリによる汚泥の除去を含めると、労力は別にして実費だけで年間にして10数万円かかります。
そのため、1回につき、100円の使用料をお願いしていますが、残念ながら、無視される方がおられるのが現状です。都心からも気軽に登山を楽しめる丹沢の自然を次の世代に残すためにも、トイレひとつにも、山のマナーを守っていただけるようお願い致します。
16/05/24 [火]
|
カテゴリー:季節の風景, 山の状況
2016.5.21
実にお天気に恵まれた土曜日でしたね!
皆さまのお肌もこんがり焼き上がったことでしょう。
しかしバカ尾根の夏はプロローグを迎えたばかり。
これからさらに気温は上がり、お日様も全力で皆さまをお出迎えします。
水分補給はこまめに、熱中症には十分注意して登山を楽しんでくださいね。
はい、エラソーなことを言っている今回の著者こと某スタッフですが、
実は今週やらかしてしまいました。
タイヨウの光に誘われて布団から体を起こし、夢の余韻に浸りながら部屋の窓を開け朝の空気を吸い込む。
んん、なんて眩しい朝日なんだ。
眩しすぎる。目があけられないよ。
早朝でここまで明るかったら日中どうなんだおい。
おい。
お…
本来なら4時を指しているはずの時計の針。
しかし何度見ても短針は180度逆を向いている。
…時計の向きをまちがえたか。
いや。まて。デジタル時計は…
10:00
…はい。
今世紀希にみる盛大な寝坊。
急いで支度を済ませ甲府を出たものの、大倉尾根についた頃にはどんぐりハウス前は下山客ばかりでした。
西日に励まされ、1人むなしく小屋を目指すこと2時間。
戸を開けると、そこではすでに宴会が始まっておりました。
今宵はスタッフ4名に対しお客様は1名。
就活生から見れば恐喝にも似た圧迫面接の図ですね。
いやいやもちろんアットホームでしたよ!

高橋オーナーが極秘ルートから入手した鹿肉、ロ○アのカルビ、大量のミックスナッツをツマミに今夜も話題はエロからエロまで。
恋愛講座をはさみつつ、男のロマン(エロ)を語り大盛り上がりでした。
お客様に対しおもてなしをするのは当たり前ですが、あまりにも「お客様だから」と線を引いてしまってはこうした楽しい場は生まれないと花立山荘は考えています。
ちょっとおふざけの多いスタッフらではありますが、スタッフ自身が自然体でいなければお客様との壁は分厚くなる一方。
いい意味で、自然と、それでいて豪快に、そういった壁はぶっ壊していきたいです。
もちろんスタッフらが度をすぎていたときは怒ってください。笑

今回サザエさんの街に住むステキなお方にご宿泊いただいたのですが、この写真なんだか誰がスタッフで誰がお客様なんだか分かんないですね。見事な馴染みっぷり!
誰もが溶け込める花立山荘をモットーに、次週も皆さまをお出迎えしたいと思います!
16/05/23 [月]
|
カテゴリー:未分類
大型連休と年末年始以外は週末営業の花立山荘が、ウィークデーに営業することは殆どありませんが、お客様のご要望にお応えできる場合は営業することもあります。今回は、クラブツーリズムからのご要望があり対応させていただきました。
17日火曜日は、朝から雨、富士山南部方面には大雨警報も出ている中、見えるのか半信半疑でしたが、前日の確認もあったので10時前からオープン、ご一行をお待ちしていました。
ウィークデーそして雨、大倉尾根の登降されるかたは延べ10名にも満たず、塔ノ岳のチャンプも今日は休みのようです。

週末は満車になる戸沢の広場も閑散とし、山荘の氷の旗も雨風に身を任せるだけ。


小屋の温度計も10度ちょっと差すだけの少し肌寒さを感じる中、
13時過ぎに、2名のお客様が見えました。これからみやま山荘にお泊りとのこと。雨中で休憩できる小屋が空いていたことに感謝していただきました。
15時半過ぎ、お待ちしていたクラブツーリズムの7名様のご一行が到着。
当初は、花立山荘の氷を賞味する企画のようでしたが、雨中の表尾根で冷え切った体を思い、お汁粉に代えさせていただきましたが、これが好評で、一息つかれたようです。
お客様の笑顔に、待っていた甲斐もあり、小屋番としての喜びも得ることができました。ありがとうございました。
花立山荘は、スタッフの都合もありますが、お客様のご要望にできる限り対応させていただきますので、ご連絡いただけたら幸いです。
16/05/18 [水]
|
カテゴリー:山の状況, 山小屋日誌
連休も終わり、丹沢にもいつもの週末が訪れました。お気に入りの天神尾根のブナの緑も、一段と増してきました。


久しぶりに高橋オーナーの歩荷の後ろ姿を撮りました。そのしっかりとした足取りは、小屋のオーナーとしての頼もしさを感じます。
今朝は、自分が小屋の歩荷を初めて4年間、たびたび山中で出会うご家族の後を追う恰好でした。追いつきそうでなかなか追いつかないまま、大倉尾根との合流近くまできてしまいました。話を伺うと、お子さんは、1歳に満たない頃から山を初めて6年。最近は、天候が悪く登山できないときは、機嫌も悪いとか。
写真を1枚撮らしていただきました。素敵な笑顔ありがとうございました。

天候は安定していましたが、春霞のせいか、7合目あたりまで雪が融けてきた富士山の姿はうっすらとしか見えませんでしたが、暑くもなく寒くもなく爽やかな週末でした。

6月第1週に開催されるボッカ駅伝のため、練習するチームにも熱が入り、運んでいただいた小石は、登山道の補修に利用させていただいています。我が「チーム花立」も、高橋オーナーの第1回からの連続出場の継続のため、20キロの部に出場します。

16/05/15 [日]
|
カテゴリー:季節の風景, 山の状況
2016.5.7
連休前半のあの慌ただしさはいずこへ…
迫り来る「現実」の二文字に備えるべく体力を温存した方が多かったのではないでしょうか。
GW最後の土日、お天気はよかったものの尾根を歩く人は少なめでした。
いいお天気なのになかなか注文が入らず、かき氷のために鍛えた腕も本領を発揮できず。
スタッフら、いつにも増して自由きまま~に、のんび~りしていました。
小屋主代理かなぶん☆セクシーショット(おえっ)

ロールちょんまげ侍・めぐ

……なにやっとんねん。
ささ、気を取り直して。
この日は常連様が団体を率いていらっしゃいました!
その名もチームたぬきのみなさまです。

い~い笑顔です。ちゃっかりかなぶん紛れ込んでます。
会話を楽しみ、「また来るよ」「また来てください」と挨拶を交わし、両手を振ってお見送り。
お客様が去ったあとの静けさにちょっと寂しさを感じつつも、次会えるときを想像すると自然と口許がほころびます。
縁とはまさに人が人を呼ぶ連鎖。
繋げていくためにも一人一人のお客様を大事にしていきたいです。
夜は予約もなかったため、スタッフ水入らずで語り合いました。
連休を小屋で過ごすも仕事のために一旦下山、そして再び小屋へ。
なかなか体力的にしんどいですが、でも結局は好きだから来ちゃうんだよね、なーんて話をしながらワインに舌鼓。
皆さまに愛される小屋であるよう、まずはスタッフらが全力でこの小屋を好きでいたいです。

16/05/09 [月]
|
カテゴリー:山小屋日誌
さてさて、GWもあとわずか。
この土日のご予定はいかがでしょう?
明日明後日のスタッフですが、以前お知らせした際と変更がございます。
5/7 エノモト先生、かなぶん、めぐ
5/8 高橋オーナー、かなぶん、めぐ
7日はお部屋にまだまだ空きがございます!
宴会を担当するのは…
ワイン大魔王かなぶん

そば焼酎の妖怪めぐ

連休最後、共に楽しい夜を過ごしませんか。
ご予約、当日飛び込み、お待ちしております!
16/05/06 [金]
|
カテゴリー:お知らせ
2016.5.4
早朝の嵐はどこへ行ったのやら。
雲ひとつない青空にすっきりとした風が吹き、まさにお出かけにもってこい!な1日でしたね。
がしかーし朝の荒天がよほど響いたのか、
絶好の登山日和だというのに人の少ないこと少ないこと…
あまりの閑散っぷりにいもけんぴを食べるスタッフらもこの通りです。

しょっぱいしょっぱい。甘いもの食べてる表情じゃないよ。
キャー手前にいるのは舘ひ○し?
いいえ大原享(秦野産)です。
お客様もキャンセルが相継ぎ、
17時の時点で宿泊者はスタッフお友達ただひとりでした。
もうやけ酒だネ…なんてぼやいていたその時!!
扉の前に、一眼レフを首から下げた長身の好青年がひょっこり。
「予約した○○ですが…」
そして後から現るはスレンダーな美女。
あぁ、嗚呼。
待っていました、心よりお待ちしておりました。
いもけんぴの甘みが再び口の中で踊り出す。
荒んだ心に光が差し、浄化され、安らぎに包まれてゆく。
…端的に申せとヤジが飛んできそうですね。
みどりの日、とっても素敵なアベック(古い)にご宿泊いただきました!

ザ・理系なお二人。
文系まみれのスタッフらでは知り得ない情報がキノコのごとくにょきにょきと出てきては会話が弾みます。
いずれ花立山荘の動力源を担ってもらいましよう、なんてお約束まで。
めずらしく20代が数でオヤジーズを上回った、活気溢れる夜でした!

んん~男女比だけみれば完璧なんだけどなぁ。
なんちて
その後も語り続けて気づけば時計は23時過ぎ。
夜景や星空を堪能し、最後にオーナーと博士の熱いツーショットをいただき、夜は更けていきました。。

若い世代にご宿泊いただくことが少ないのは、花立山荘の今後の課題かもしれません。
たまたまといえど、この小屋を知ってもらえたことはとてもラッキーであり、とてもありがたく思います。
もっと多くの方に花立山荘の良さを知ってもらうために、これからもずっと長く愛されるように、
新たなイベントなんかを交えつつ盛り上げていきたいです。
最後にご宿泊いただいたお二人、そしてスタッフお友達、楽しい時間をありがとうございました!
またお会いできる日を楽しみにしています。
16/05/06 [金]
|
カテゴリー:山小屋日誌