2018.3.31-4.1
ついに冬将軍が退陣して春本番ですね!
突き刺さるような張りつめた空気は時の経過と共に角がとれ、肌をやんわりと包んでは人々を外へ外へと手招いてくれるようになりました。
どうも、新年度1発目のブログは元アホの方が担当させていただきます。
「元」ってナニ?いや、そのままの意味。
もう歳も歳だし、そろそろわたくしのブログも真面目路線にインターチェンジする所存です。
その証拠にこの出だし見てくださいよ。もう1人のブログ担当を彷彿させるかのような真面目っぷりじゃないですか。
更生した私から小屋の様子をお届けしましょう。ほほほ
(あの…すみませんエイプリルフールでつい…)

さてさて、年末年始ぶりに大倉を歩いた甲府在住スタッフ。
スタッフと名乗ることに異議を唱えられそうなレベルのご無沙汰っぷりでございます。
まず大倉でバスを降りたらどんぐりハウスが無くなっており…「シェーン!カムバーック!」状態でした。
駅前スーパーだと朝9:00開店のため、前日までに食料や飲物の準備ができなかったときにとても重宝していたのですが。
初めて大倉に降り立ったのは2014年12月と大倉歴はまだ浅いですが、大変お世話になりました。
どんぐりハウスさんありがとうございました。
しんみりしつついつもの道に足を向け、いつも通り丹沢ベースあたりで既に汗だく、「観音茶屋で休んじゃおうか…」という心の甘さに塩をふり、2,3メートル先を見つめ歩いていると。
いつもは迷うことなく右に進む展望台分岐。
が、今日からしばらくは左に曲がります。
右に進むより500m追加にはなってしまうのですが、左には4月ならではの景色を楽しむことができるんです。
4月ならではといえばやっぱり…

そう、桜ですよね!
大倉高原山の家すぐ上にあるバカ尾根唯一のテント場、実は桜の名所でもあるんです。
ただ、今週はまだ早かった…!
来週以降が見頃かもしれません。
ちなみにスタッフは下山時に天神尾根を下るため登りでしかこの場所を訪れることができないのですが、早く山頂に行きたい方や傾斜のある山で500m追加は避けたい…という方は是非下山時に歩いてみてください。

随所で春の訪れを感じました
ヒーヒーフーフー歩き、階段を登りきると…

センスのねえPOPがお出迎えだ。
犯人?あぁ…自ら手を挙げてるので…
あえてここでは触れません
甲府スタッフ到着をもって、今週の花立スターティングメンバーが揃いました!じゃじゃん!!!

誰だ「アホしかいない」って言ったの
オーナー守さん・でこさんは谷川岳へと遠征中でしたので、あいにくこの3人組が揃ってしまいました。
となるともう展開は決まっています。

やりたい放題!

やりたい放題!!

やきたい放題!!!
ウェーーーーーーーーーイ!!!!!
オーナーがこのブログを見るのはもはや時間の問題でしょう。だ、大丈夫…キッチン回りはちゃんときれいにしてきたはずだ…!
さ、このズッコケ3人組に出迎えられた今宵のお客様は(運良く)リピーターのお二人。我らのひとクセある愛が通じる方々でして。

みんなで薪ストーブを囲んでお酒を楽しみました!まだ夜はストーブやってます。
相変わらずたらふく飲んでました。でへ。
…そろそろ真面目な所を証明しないと小屋主にしょっぴかれそうなので。

かなぶん兄貴は「ご飯ご飯!」うるさいブロンズコンビにお得意のチャーハンを振る舞ってくれました。いつ食べてもおいしい!ありがとう!

カメラ目線とおるちゃん
いつもブログのネタありがとう…

かき氷も愛を込めて削ったよ!ね!

購入いただいた美男美女にお声掛けしたところ、快くモデルを引き受けてくださいました。ありがとうございます~!

(やべっサボってるとこだ)

とまぁこんな感じで今週を無事?終えました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。
さてさて少し先ですが、4月21.22日は恒例の山菜パーティーです!
心とお腹を山の恵みで満たしませんか?
お部屋はまだまだたくさん空きがございます!(悲しい)
スタッフ総出で皆様をお出迎えします。
ご予約おまちしておりまーす!
18/04/01 [日]
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カテゴリー:季節の風景, 山の状況, 山小屋日誌
各地から、桜の開花が届いています。
3月もあと1週間を残すのみになりました。そんな、春の到来とは裏腹に、お彼岸あけの丹沢は、ご覧のような積雪。

水分をたっぷり含んだ春の雪、溶けるのも早い。これからしばらくは、泥道対策が不可欠です。

いつもの土曜日と同じ天神尾根からの歩荷は、稜線の雪と芽吹きの準備を始めたブナを眺めながら、そして、大倉尾根との合流手前では、所によっては膝上までに達する雪との格闘と、変化のある一日でした。


花立山荘付近は、時折青空が顔を出すものの、気温の上昇のせいか、ガスに覆われた時間多く、天候の回復を期待してみえた登山者の期待を裏切ることとなっていました。


その分、翌朝は、麓からも一日中稜線が映えて、多くの登山者が、雪を纏った丹沢を満喫できたと思います。
ところで、いつものように歩荷のあとのトイレ清掃。気温の上昇とともに、バルブの凍結も解消され、不自由をおかけしていた水洗機能が復帰しました。これで、トイレ清掃も随分楽になります。それでも、水の不自由な山のトイレ、皆さんがいつでも気持ちよく使用できるよう、ご協力お願いします。


18/03/25 [日]
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カテゴリー:季節の風景, 山の状況, 山小屋日誌
3月第2週の週末。丹沢の麓もすっかり春めいて、戸川公園の色彩の美しさに思わず足を止めてしまいます。

歩荷の起点としている本谷から戸沢に合流する渓流の水もぬるんでいる様子、春の訪れを感じます。


この週末、天気予報に反して、山は朝から、霙まじりの小雨。大倉尾根を登ってこられる登山者も口々に生憎の空模様が、恨めしそうでした。その代わりに、天神尾根の水墨画的な杉林の景色は、重い荷にあえぐ歩みに、少なからずの安らぎを与えてくれます。

山荘付近も、朝方の雪にちょっとした雪景色、氷の旗は寂しげでした。



さて、前回の、赤岳からのブログは如何でしたか。花立山荘は、余裕を見て、スタッフの登山スキルの向上のため夏の縦走から冬山まで訓練を兼ねた山行を実施しています。今回の山行では、冬山初めてのスタッフもいましたが、オーナの厳しい指導のもと無事、厳冬期のテント泊も赤岳登頂もできました。安全のため、時には大声が飛ぶこともありますが、登山は無事に帰るのが原則です。
無理をせず、装備、安全体制を整えてこれから始まる残雪期、夏山、秋山、そしてまた冬山と、四季それぞれの姿で迎えてくれる山を楽しみましょう。
個人的には、先週末の、三浦マラソン、昨日は、大山登山マラソンで今冬のマラソンシーズンも終了。なかなか、思うようにタイムも出ませんが、登山のトレーニングとしてのマラソンも欠かせません。
18/03/12 [月]
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カテゴリー:スタッフの日常, 季節の風景, 山の状況
あっ、どうもはじめましてっ
スタッフ兼ブログ担当の山梨県甲府市民です。
花立山荘のブログ担当は2人おりまして、そのうちのアホの方とよく言われおります。
以後、お見知りおきくださいませ。
なんて。この期に及んで何言っとんのじゃ。
どうもみなさまご無沙汰しております。
人事異動が激しい時期にレアキャラ化するのがトレードマークになってまいりました(トレードマークの使い方をこのアフォに誰か教えてやって)。
いやいやだから下界じゃマトモ(棒読み)に働いてるっちゅーに。確かに小屋にいるときは目も当てられない醜態をさらしていますが。
忙しいを言い訳にしまくること2ヶ月、ここ最近全く小屋に顔が出せていないスタッフです。
準スタッフに降格しそうな予感。ヒョエー
さて、予想より遥かに早く春がやって来てしまいました。
丹沢に行けないストレスは近場の山で発散しているのですが、今日はとにかく暑かったですね。夏かよ!ってくらい。
長袖インナーとスパッツに半袖短パンと夏スタイルでもう汗だくだくでした。

普段は素通りする丸太の上で小休止。
花立山荘じゃかき氷も出たのでは?
かなぶん、とおるちゃんお疲れ様でーす。
じわり、じわりと丹沢にも夏が訪れようとしています。
バカ尾根を歩いているときのあの暑さ…思い出すだけでも体がだるくなりそうです。
夏を思うにはまだ早いので、ちょいと一旦涼しい話題をぶちこみましょうか!
暦を無視して氷の世界を堪能しましょう。
1月末に訪れた、美しい白銀の山行をお届けします。
(相変わらず無理矢理なつなげ方である)
2018.1.27-28
時は遡って1月末。
オーナー守さん、ボッカマシーン榎本先生、お味噌の達人でこさん、人材派遣業者めぐの4人で八ヶ岳へいってまいりました!

ドゥンッッッッッッ
いい写真~~~~~!(自画自賛)
美濃戸口に車を停め、林道をのこのこ歩きまずは美濃戸山荘前でパシャリ。
1日目は南沢から行者小屋を目指し、そこでテント泊です。

前の二人はペアルックと言わんばかりの赤

その後を歩くブログ担当ズは仲良く青
雪は深いものの行者小屋まではハイコングコースのような緩やかな道のりで、アイゼンをつけることなく直に雪を踏みしめて進んでいきます。

下界では目にすることのない雪の量に、細心の注意をはらいつつも時にははしゃぎながら1日目の目的地を目指します。
それにしても…

いや~いい天気~~~!
雲も出ていましたが日向はとっても温かく、行者小屋に着いたときにはジャケットを脱いでいても汗ばむほどでした。
小屋でテント泊の手続きを済ませたら、協力して今晩のお宿の準備です。

あ、あれ…エノモっちゃんまで赤くなっとるやないか…スタッフみごとにハブられたね…(泣いてないもん)
テントが完成したのは13時前。
宴会を始めるにはまだ早すぎる時間…ということでチームレッドはアイゼン講習へ、
ブログ担当ズはアイスキャンディの見物で赤岳鉱泉へ向かいました。
のこのこ、しゃくしゃくと雪の上を歩くこと30分…

やってるやってる~!いいなぁ。
いつ見ても圧巻です。
エノモト先生の解説にうんうん頷きながらアイスキャンディを見物し、女子トイレ行ってる隙にこのおっちゃんはちゃっかり若いねーちゃんをナンパし、そんなこんなで来た道をヒーコラヒーコラ歩いていると…
行きの時は素通りした、展望台の分岐で立ち止まり。
ベテラン・エノモト先生ですら行ったことのない展望台。
時間もたっぷりあるしどんなものか見てみようか、と大して期待せず10分弱登ってみると…

どわーーーーっ絶景やないか!!!
そこには八ヶ岳南部を見渡せる大パノラマが広がっていました!
エノモト先生ですらインスタ映えする威力。
個人的にこの山行で一番印象に残った景色でした。お見事!
小屋に戻ったのは15時前。
ちょうどアイゼン講習組も戻ってきました。
翌日も早いし…もうおっぱじめてもいいんじゃないの?
テントの中で炭酸の弾ける心地よい音色が響きました。
そして今宵のディナーは…

煮込みうど
いやいやいやまてまてまて!
素うどん!すうどんやんかこれ!
ちょ底!底から具出して具!ぐ!!!

オォ~~~~~
とってもおいちい煮込みうどんでした。

テントの中はいつもハプニングだらけ。
でもそれがとっても楽しいんですよね。
うどん、おつまみ、お酒をたいらげ…満足したご一行は18時前に就寝。
本番は翌日ですから。
久しぶりの雪に戸惑ったであろう体をしっかりと労りました。

翌朝。
寒い。けど、想像してきたよりは寒くない。

これから顔を出さんとする朝日の訪れを感じながら、少し緊張感を漂わせチーム花立はテントを後にします。
文三郎尾根から目指すは、八ヶ岳最高峰。
夏ですら登ったことのない赤岳の頂に、まだ不馴れなアイゼンを装着して進んでいきました。

しかし険しい。止まることは許されない。
風は強くなり、ただでさえ重い足取りに容赦なく負荷をかける。
パンクしそうなふくらはぎに鞭を打ち、唸りながら急勾配を登っていきます。

曇ればそこはモノクロの世界。
大袈裟ですが、生きた心地がしませんでした。
ただひたすらに足を動かしつづけ、写真を撮る余裕もなく、時間を気にする余裕もなく。
気付いたら、目指していた場所に立っていました。

完全に目が死んでいる…

山頂からは遠くそびえる富士山も。
しかしここで先に力尽きたのはスタッフではなくスタッフ携帯。
あまりの寒さに20%残っていた電池が一瞬にして0になりました。無念。
前日にエノモッちゃんがナンパした美女ともこちらで再会しました。
あの65歳、私より若く見えるのは気のせいだろうか…。
ナンパおやじを罰ゲームで写真係に認定したところで、北峰で集合写真です!

白馬山行を彷彿させる足の痛みだった…
さ、下りは地蔵尾根です!
相変わらず風は強かったですが、山頂で食べた一口あんぱんでHPほぼフル回復したスタッフ、上機嫌でくだっていきます。
腹減ってただけじゃねーか。

ふてぶてしいまでに余裕をかます
エノモト先生の山岳講座を聞きながら、北アルプスや中央アルプスの姿を目に焼き付け、無事下山です。
テントを回収し、美濃戸口に戻ったのは13時頃。
守さんが夜に予定アリのため、寄り道せず帰路につきました。
帰りの車中でダメ元でケータイの電源を長押しすると…あら復活するじゃないの。
複数ラインがたまっていると思ったら、そこには見覚えのある花立ダジャレオヤジからのメッセージ。
内容は…

ゴム手袋が凍って立ったんだとさ。
どーーーーーでもええーーーーーー
それにしても自分の体力の無さ、足の弱さを痛感した山行でした。
まだまだ雪山の経験値は無いに等しく、守さん榎本さんがいなければなにもできない。
冬は夏に向けて、夏は冬に向けて、年中トレーニングは怠っては行けないと身をもって学びました。

厳しくも白銀の世界は美しい!
危険が多くてもチャレンジしたくなる。
雪山には不思議な魅力がたくさん詰まっていました。
18/03/04 [日]
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カテゴリー:スタッフの日常, 季節の風景
2月も最終週の週末、初旬に積もった雪も、登山道では殆ど融け、天神尾根他、陽のあたらないところを残すのみになりました。


この週末、春を兆しを求め、大倉尾根は多くの登山者の姿がありました。



朝方、全身に雪を纏った富士山も、ほどなくして、すっかりと春霞の中に消え、花立山荘からの雄大な姿を見ることができず、残念な思いをされた方も多かったようです。

その富士山、金曜日の日没では、塔が岳からは、見事なダイヤモンド富士が拝めたとか。花立山荘が通常、土日だけの営業ですが、山荘からの富士山の雄姿をお見せできなかったことが悔やまれます。
雪解けの登山道は、木道が設置されていないところはご覧のような、泥濘。スパッツは必携です。


そういえば、最近「スパッツ」という表現をしたら、「それなんですか」と聞かれたことがあります。最近は「ゲーター」と呼ぶとか。登山用具の名称も「ザイル」から「ロープ」へ「シュリンゲ」から「スリング」へと、いろいろ変わってきて戸惑うことは、自分だけでしょうか。
「重いザイルをかついだあいつ・・・」が「重いロープを・・・」では・・・。
冬から春へ、この時期、天候の急変も想定して、装備は万全にしてお出かけください。
18/02/25 [日]
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カテゴリー:季節の風景, 山の状況
2018年も、2月連休を迎えました。
「そめぞめ」から、3週間。多忙な若きブロガーに代わって「つなぎ」担当の出番です。八ヶ岳からの、気合の入った報告はもう少しお待ちください。
2月の貴重な連休も、初日の天気予報が芳しくなく、富士山にも笠雲。観天望気でも、崩れることが伺いしれます。

今週末の大倉尾根は、先々週の積雪が、朝方は所々凍結していて、花立の前後から、アイゼンを装着している方も多いですが、その代償も気になります。



歩荷ルートの天神尾根の上部は、今週になってもご覧の通り。ちょっとした雪山のトレースを味わえます。


立春をすぎ、春遠からじとなりましたが、丹沢が春を迎えるには、もうちょっと時間がかかりそうです。
さて、この時期、花立山荘は通常通り、週末営業をしていますが、勤務の都合や天候の状況により、ウィークデーのご宿泊をご希望の方は、ご連絡ください。可能な限りの対応をしたいと思います。
18/02/10 [土]
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カテゴリー:お知らせ, 営業日/営業時間, 季節の風景, 山の状況
2018.1.14
ワンダフルイヤー開幕から早3週間が経ちました。
世間のサラリーマンの皆様、久しぶりの週5日勤務はいかがでしたでしょうか。
ブログ担当(盆地育ち)もこれでもリーマンとして下界じゃ真面目に働いてます。一応。
おいなんだその目はっっっ
さて、もう20日の土曜なんですけどね、先週14日にチョロっと山ネタを仕入れたので徒然なるままに書き連ねんと存じます。
舞台は丹沢を離れ、スタッフ地元の山梨です。
今回タイトルの「そめ」、漢字は「初め」とあてていただきたいのですが、皆さま新年一発目の山はどちらへ行かれましたでしょうか。
「書き初め」ならぬ「登り初め」なんて。
スタッフは小屋で年越ししたので丹沢っちゃ丹沢なんですが…あくまで滞在していただけで、新年になってから登っておらず。
正月早々いただいたお年玉(風邪菌)も使い果たしたところだし、前々から気になっていた超身近な山に登ってみることにしました。
自宅からのこのこ甲府駅まで歩き、中央線に乗ること7分…

あれっデジャヴ?
そうです、2つ前のブログで金井夫妻と旅した石和温泉駅に、この日は1人で。
いやいや前回の使い回しじゃないよこの写真。
前回は南口。これ北口。
とまあ南口との違いが全くわからん北口から歩いて10分もしないところに、実は登山口があるんです。
GSとパチンコ屋さんの間に何気なく…

も、もっと主張してええんやで…
大蔵経寺山。その名の通り、寺を麓に構えた山で山梨百名山の1つでもあります。
スタッフの家から何気なく見えて、奥秩父の地図に何気なく載っている、駅から歩いてすぐの何気に好アクセスなこの山に、2018年の初登山を捧げました。
矢印の指す方向に向かって歩いていくと…

あいっ6地蔵のお出迎え~
と左側に登山ルート図が。
山と高原地図(スタッフのは2016年版)にも大まかなルートは載っているんですが、この案内図には展望の位置といった詳細も載っていたのでこちらを頼りに山頂を目指します。
墓の真ん中を堂々突っ切って真っ赤な鳥居をくぐり、社をクルっと回るように緩やかに登っていくと…

きたよーきましたよー!
ゲートをくぐって本格的にスタート!

…というスタッフの期待もむなしく、
しばらくコンクリートロードが続くのであった。
遠足かよ。てくてく。

うねうねと蛇行する道を黙々と登っていくと、分岐と入り口で見た案内図が再び現れました!
右に行けば展望の案内。しかし続くはコンクリート。
左を見れば枯葉のブラウン・カーペット!
これはもう迷うことなく。
スタッフ、己のダイコン足を勢いよく枯葉の中へと突っ込みます。

快適快適~
よきかな、この感触。
お天気ヨシ、木々の間から甲府盆地や甲州アルプスを眺めながら歩を進めていきます。

道がどんどんワイルドになってまいりました。
寝正月でたるんだ足腰が悲鳴をあげておりますブヒブヒ。でもこの辛さが気持ちいいブヒブヒ。
そ…それにしても…

すんごい枯葉の量!
これまだ浅いほうです。
身軽に…とトレラン装備で来たのですが、葉でルートが覆いつくされ走るに走れない。
案の定枯葉のしたの岩に気づかずコケる場面もありました。
安全が確認できるまで、景色を楽しみながらゆっくり山頂を目指します。
しっかし…やはり山は標高だけで難易度を決めてはいけませんね。もちろん高さならではのリスクってたくさんあるんですが。
大蔵経寺山はたったの715m。
これまでスタッフが登った中でも低山ランキングTOP3に入るであろう標高だというのに、なかなかの登りごたえ。
丹沢しかり、事前に「標高差」もしっかり確認してから登る方がより安全に登山を楽しめることでしょう。
ちょいと真面目な考察を挟んだところで…

山頂到着!広いっ
展望は…うん。まぁ、うん。
ひと休みして他の登山者さんと軽くおしゃべりした後は、そのまま下山するのではなくせっかくだから稜線も少し歩いてみることに。
気持ちのいい稜線でした。

ヨセミテ・ナショナルパークみたいね
行ったことねーけど
え
稜線ですれ違ったのは登山者1名とトレイルランナー1名。人が少ないので走りやすそうです。
トレランは高尾メインでしたが、今後は大蔵経寺山も入れてみようかな。

本日のベスト・オブ・ぼっち
まじでもっと山友増やそう…

あら、これまた立派な大根が2本も
お巡りさ~ん山の稜線で笑いながら枯葉蹴飛ばしてる怪しいアラサーがいますぅ

ところどころかっ飛ばしてみたり
そうそう、甲州弁で「走る」ことを「とぶ」って言うんですよね。
枯れ葉が多くて足元が見えないと言えど、せっかくトレラン装備で来たからには走れるところは走らないと。
じゃなきゃほら「とべない豚はただの豚」ですから。ぶひ
よく自虐に走る残念なスタッフですわい。

青空を仰ぎながら無事下山です。
アクセスよし、展望よしの素敵な山でした!
次回はもうちょい早めにスタートして縦走、積翠寺方面に降りて甲府駅まで歩いてみたいです。
しかしたまにはパーティー組んで行きたい…切実…
甲府市民スタッフと山行ってもいいよ、という器の大きいお客様は是非お泊まりの際にお声がけください。
荷物運び喜んでお引き受け致します。
さてさて、来週はまたも丹沢を離れ別のお山に浮気予定!
アホの方のブログ担当が次回花立山荘をお送りするのは2月一周目もしくは三連休の時に。
皆さまの今年初登山のお話も是非お聞かせください!
おしるこのモチ焼きながら小屋でお待ちしております。
18/01/20 [土]
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カテゴリー:スタッフの日常, 季節の風景
そろそろ正月気分も抜けた、2018年の最初の週末、歩荷とトイレ清掃スタッフの最初の荷上げは、年末、年始で消費したガスボンベ。いつものように2時間ほどの苦痛から解放された後には、冬晴れの富士と、一人(一頭)立ちした雄鹿の歓迎でした。



この時期、トイレの雑巾も即座に凍り付き、なかなか綺麗にならず、月1回の投与の酵素剤、消臭剤も冷水でなかなか溶けず難儀します。
さて、慢性的な小屋の電力不足の解消のため、念願だった風力発電機の設置が完了しました。

この日、発電機の組立に思考錯誤している間に、高橋オーナーの職場から電気関係のプロが2名、応援に駆けつけてくれて、プロペラの設置と配線。
自ら風向きを察し、回転するプロペラの姿が青空に映え、絵になります。これからは、老朽化した太陽光発電と大倉尾根の風の恵みを受けた風力発電の併用で、小屋の電力を担うことになります。まだ、どの程度の効力があるか、未知数の点もありますが、少しでも快適な山小屋を目指して、花立山荘は山小屋ならではの進化を続けていきます。
18/01/07 [日]
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カテゴリー:スタッフの日常, 山小屋日誌
2018.1.4
ずびーーーずびーーーーーーー
ジュコオオオォォオオオオ
はいどーも、いきなり意味不明な擬音語で読者を混乱に陥れる風邪気味のブログ担当です。
鼻づまり音を流行りのダ◯スベー◯ー風に表現してみました。
そんなところでトレンド取り入れんでいいわ。
とまぁ正月から風邪気味でしたが、本日は昨年末から楽しみにしていたイベントがありました。
なんと花立…いや、丹沢イチのおしどり夫婦と自信をもって断言できるカナブン夫婦が、スタッフの地元・甲府に遊びに来てくれたのです!
というわけで、今回のブログはスタッフらのお正月山梨旅行の様子をお伝えします~。いってみましょうっっっ
8:30 甲府駅で待ち合わせ
にもかかわらずこの山梨県民はやらかしました~お約束の遅刻ですスンマセンッッッッ
咳き込みながら謝罪・新年の挨拶・謝罪、の頭ペコペコ三昧。ペコペコ。ペコ
さすがボスは不◯家関係者。
そんなアラサーを優しい笑顔で迎えてくれた金井夫妻、お土産にトウキョウバナーナと筑波山神社の縁結びお守りをくださいました。
エーン嬉しい泣いちゃう~~(黙れ)
全員揃ったところで改めて…
いつでもどこでも山装備・カナブン
誰もが羨むエレガントレディ・美枝さん
昭和からやっと平成認定・めぐ
夫婦+αの3人旅が始まりました。
どこのお店も開店前ですから、まず向かうは名将・武田氏を祀る武田神社。
時間はたっぷり、おまけに山男と山女たち。
武田神社行きのバスを待たずに、上りのアスファルトをずんずん歩いていきます。
なんやかんやご無沙汰だったカナブンズと近況報告やらで会話がはずみ、あっという間に武田神社に到着!

まずは入り口で1枚!
いやぁ~それにしてもいい天気でして。
南アルプスをすぐ真横に臨める景色に、二人が大層感激していたのが印象的でした。

アルプスを背にツーショット
やっぱりこの夫婦理想だ~かわいい!
二人があまりにもかわいかったのでピンで対抗するも…

まぁ惨敗だね。無謀な挑戦だったね。
ちゃっかり後ろになんかいる。
ささ、神社ですからまずはお清め。

先に左手~次に右手~
ん。あ、かなぶん山男の格好?
だーから言ったじゃないですか。
清めたら続いてお詣りです。
スタッフは寝込んでいたためこれが初詣。

安全登山~健康登山~
今考えたら健康登山ってなんか変だな
おのおのお詣りを終えた後は御守り購入へ。
水晶軍配守かわいいな~とぼやいたら…

アニキがおそろいで買ってくれました!
いえーい風林火山!ありがとうっ
ささ、神社のテッパンといえばおみくじ!
さっそく軍配守の効果が出たのか、

山女たちは見事大吉引き当てやしたっっ
スタッフのおみくじマスクと同化してんぞ
あ、軍配守を買ってくれた張本人ですか?

ス…スエキッチ…
ごめん何も見てないですぅ
武田神社参拝を終えたあとは、再び来た道を戻り甲府駅北口にある複合施設・甲州夢小路へ。
ここから花立のソムリエ・かなぶんの本領発揮です。
なんてったって山梨ですから目的は…

ワイン!

とりもつ煮を食べてるときだって…

ワイ…あっこれは七賢(日本酒)だ

続いて訪れた駅近のワイナリーでは
1本12000円の高級ワインを試飲!

三者三様、おいしくいただきました
こんな感じで昼間っから試飲を繰り返すのんべえ3人。
自分で言うのもですが、登山家って総じて酒に強い方が多い気がします。
ここで本格的な腹ごしらえをすべく、親子丼が人気の甲州地鶏を扱うお店へ。
先ほどとりもつを食べた「小作」では1杯のほうとうを3人でシェアしたため、胃袋にはまだ余裕が。
ワインもですが甲州グルメも味わっていただかねば。
かなぶんも「親子丼~親子丼~」と唱えているので期待してるに違いない!
はいっお店に到着するや否や3人が注文したのは…

ででーん
親子丼は美枝さんだけじゃねーか!!
かなぶんすき焼きかよ!
スタッフも牛スジおこわだし!
あへへ。甲州ワインビーフにハートを射ぬかれました。どれも美味しかったからヨシ!
満腹かつほろ酔いのせいかまぶたがほんのり重くなってきたので、早めに次の目的地へ。
再び駅へ戻りタクシーで酒折のワイナリーへ赴いたはいいのですが…
運転手「なんでぇやっちゃいんじゃん!」
スタッフ「でえぇーうそ?!」←通じる
金井夫妻「休みだ!(今の何語?)」
とまぁ行きたかったワイナリーは正月休みで残念でしたが、2人が生の甲州弁を体感してくださったいい機会でした。
ポジティブにとらえておこう。
一行はしぶしぶその先にある別のワイナリーへ。
山梨県民のスタッフも初めて赴くワイナリーだったのですが、ここがとっても素敵でした!
甲府市桜井町にある、県内で唯一「ドメーヌ」を名乗ることのできるワイナリー。
ドメーヌの意味?あいっGoogle先生よろしく

左が「今日当番でね~」とおっしゃるお店の方。
「当番」の単語のイメージから、近くにお住まいのボランティアの方なのかなぁなんて思っていたのですが。
人は見かけで判断してはいけないですね。
うちの小屋主・マモチャンも一見ただのエロオヤジですが山のスペシャリストですし。
とにかく、すごい方でした。

相当なソムリエさんだったらしく、ワインの知識が飲料そのものに限らないんです。地質だとか地形だとか、ちょっとした歴史背景だとか思わず「へぇ~~」と感嘆してしまいます。
海外で修行されたご経験もあり、舌を鍛えるだけではなく畑へ赴き収穫やら作業もされていた模様。
人生でこれまで何ヵ所かワイナリーに足を運びましたが、ここまでしっかり経験に裏付けられた知識をお持ちの方は初めてでした。
「お正月だから」と羽振りよく6本のワインを試飲させてくださいました。どれも美味しかった…!
スタッフ人生で初めて自分用のワインをボトルで2本購入。純粋に味が美味しかったですし、なによりこのおじさまから買いたかったのです。
改めて自分は重症レベルのおやじ(おじいちゃん?)好きなんだなと感じています。
さらに下心的にはこのワインを特別な人と飲めるよう努力を…なんてげふんげふん咳が
独身アラサーの脳内なんてしょせんこんなもんだ世間の男性諸君よ。
小屋にこのワインをボッカしてきたらそのときは指差して笑ってください。
素敵ワイナリーを後にしたカナブンズは最終目的地の石和温泉駅へ。
ここの観光案内所でもワインの試飲ができたので、ダメ押しと言わんばかりの1杯をいただきました。
そして〆は駅前の足湯でまったり。

やっぱりこの2人いいなぁ~~
あんよあったかそう。
私のハートもほっこりしました。

いい表情だねぇ~!
もはや金井夫妻専属(盗撮)カメラマン
最後は二人の素敵な笑顔で改札まで見送っていただきました。
自分の生まれ育った場所を親しい人たちが好きになってくれることって嬉しいですね。
次回は車で県内を案内したいなぁ~と勝手にツアー計画中。山も行きたいなぁ。
風邪による寝正月でしたが、最後にとっても楽しい思い出ができました。
かなぶん美枝さん1日ありがとうございました~ごちそうさまでした!

引き続き良い旅を!
18/01/04 [木]
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カテゴリー:スタッフの日常
新年あけましておめでとうございます
2018年も花立山荘を宜しくお願いします
というわで始まりました2018年!
新年1発目のブログは田舎っぺの方が担当させていただきます。
今「運気落ちる~」とか言ったの誰だ飛び蹴りで許すから出てきなさい
皆さま新年をどのように迎えられましたか?
もちろん山で!いやいやコタツで!贅沢に海外で!いろいろな過ごし方があったかと存じます。
学生の皆様はお年玉がたくさんもらえてウハウハでしょうか。
そのウハウハ笑顔がゲッソリ渋顔に変わる頃、ようやくコチラの世界の仲間入りですね。
お待ちしております。
とか言いつつ、スタッフも今年はお年玉いただきました。
やべっ渋顔オヤジーズからヤジが飛んでくる!
何をもらったか?…の前に、楽しかった年越しの様子をお届けしますね。

小屋の正月飾りはバッチリ。
新年を花立山荘で迎えんとやってくるお客様をお出迎えです。

オーナー守さんの合図で乾杯!
総勢26名の方にご宿泊いただきました。

新規・常連さん仲良くテーブルを囲みます

あ、トオルちゃん邪魔ね~
今お客さま撮ってるからね~
カメラ目線いらないよ~

1人、また1人と眠りにつき…

睡魔に勝ったメンバーで年越しです。
風強い!あけおめ!寒い!

秦野の美しい夜景を目に焼き付け

最後は夜更かし組の笑顔いただき!
おしゃべりした後は各々の布団へ。

こ、これは…最期の顔…ごほんごほん
安らかなトオルちゃんの顔を眺め、
スタッフも眠りにつきました。
そして翌朝は…

全てを朱に包み込む見事な初日の出が!
縁起のいい赤富士を拝み

光の軌道を小屋越しに追い

あっなんかアホが2人うつっちゃった

宿泊でないと味わえない景色を堪能。
新年にふさわしい朝を迎えました。
さぁ、日の出も拝んだことだし、皆さまお待ちかねの朝ごはんです!
新年ですからもちろん…

じゃじゃーんお正月バージョン!
みそ汁はお休みでお雑煮です!
(お雑煮の写真撮り忘れた守さんゴメン)
お客様を見送り、9時頃に守さんとブログ担当は下山へ。
三が日の営業はトオルちゃん&監視役・松崎兄さんに託します。

下山する親父さんの背中を眺め、今年もこの人についていけるよう頑張るぞ、と気持ちを改めたスタッフでした。
さてさて。
本当は新年1発目に丹沢主脈縦走をやったろうと意気込んでいたスタッフ。
気合いを入れすぎて空回りしたのか、頑張ったご褒美としてお年玉(風邪菌)をいただきました。ゆえに縦走は断念。
三が日なにやってたの?ええ、まさに寝正月でしたよ。ぐはっ
昨年末に更新したブログで抱負を書かせていただきました。
覚えている方いらっしゃいますか?
いやいやいやマニアじゃない限りいないわ。
みんなお正月の特番で頭いっぱいだもの。
というわけで、改めてその抱負をここで語らせていただきますね。
今年も
「健やかに」
山と向き合いたいです!
健康の重要性を噛み締めた正月でした。
皆さまもご注意くださいネ
18/01/04 [木]
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カテゴリー:季節の風景, 山小屋日誌
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